JR、都電、京成、地下鉄...。荒川区にはたくさんの鉄道路線があります。
そんな『下町荒川』には時代を超えていつも人と鉄道が行き交う風景があります。
今回は時代を超えて愛され続けてきた『都電荒川線』と新しい時代に必要とされた『日暮里・舎人ライナー』が織りなす風景をご紹介致します。
伝統ある『都電荒川線』
創業明治44年までさかのぼる都電は自動車の普及に押され、その多くが順次廃止されていきました。
しかし、昭和49年、沿線住民の方の強い要望などにより、「三ノ輪~早稲田」間の約12.2㎞を走る『都電荒川線』として存続することになりました。路面
を一両だけで走るこの荒川線はその名の通り、30の停留所のうち13ヵ所が荒川区にあり、下町荒川の風景に彩りを添えています。
『町屋駅前』に停まる都電荒川線

たくさんのユニークな車両が『下町荒川』を快走しています!
   
『活気ある下町の人々と都電荒川線』
 
荒川を代表する下町『町屋』。いつでも人々の活気ある声や、
『都電荒川線』の足音が聞こえてきます。
 
新しく誕生した『日暮里・舎人ライナー』
『日暮里・舎人ライナー』は日暮里~見沼親水公園(足立区)の全長9.7㎞を結ぶ新交通システムです。
昭和60年、足立区西部はいわば「交通不便地域」であり、地域の主要道路である尾久橋通りの渋滞の日常化を解消するべくこの路線の事業計画がスタートしました。
それから20数年...平成20年3月に『日暮里・舎人ライナー』は満を持して開業。
交通アクセスの向上、道路渋滞の緩和、地域の活性化などが期待されています。
ここで小話を一つ。『舎人(とねり)』って名前ですが、なかなか読めないですよね?
名前の由来は、戦国時代にその地を拠点としていた武家『舎人氏』のお名前が地名になったそうですよ。
(他にも諸説もろもろあるそうですが...)
『西日暮里駅・日暮里駅へと向う舎人ライナー』
 
『西日暮里駅-乗降する人たちの風景』


『西日暮里駅』はJR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線など都心部へと続く
キー・ステーション。『日暮里・舎人ライナー』から各線へと乗り継ぐ人たちが行き交う。
『下町荒川』には時代を超えても変わらない『人と鉄道の織りなす風景』がありました。
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